神奈川県総合リハビリテーションセンター

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診療技術部門

医療安全推進室

発足の経緯と現在の活動内容

神奈川リハビリテーション病院では平成17年度に医療安全推進室を設置し、患者さんの安全対策を進めてきました。医療現場において、患者さんの安全は何よりも優先されるべきであり、私たち医療従事者の基本規範といえます。さらに平成20年度からは医療安全管理者を専従で配置し、医療安全確保の前進に向けて取り組んでおります。
今後も、患者さんに安全な医療を提供するために関連部署と連携を図りながら、効率的かつ効果的な安全対策を講じ、また、安全文化の推進、安全情報の管理などにも積極的に取り組んでまいりたいと思います。

報告体制

当院では現在、全てのアクシデント事例について電子入力による報告制度を設けています。病院内における報告事例の中には、薬の投与忘れから転倒・転落等による骨折に至るまで、比較的軽微なものから重大なものまでありますが、アクシデントには至らなかったインシデント(ヒヤリ・ハット)事例も含め、IAC(インシデント・アクシデント・クレーム)レポートとし報告されます。報告されたインシデント、アクシデント、クレーム事例は、即日に収集・分析し、アクシデントの再発防止及び医療の安全性を高める工夫をしております。

インシデント、アクシデントの内容に応じたレベル判断

県が定めるレベル基準に基づき、事例のレベル判定を行い、四半期ごとに県に報告しております。また、発生状況とインシデント及びアクシデント事例について、当該年度一年分を一括して翌年度5月を目処に、病院のホームページで公表しております。

当院のインシデント、アクシデントの概要

当院の平成28年度のインシデント、アクシデントの35%は薬剤に関することで、そのうち内服薬に関する報告は27%でした。薬の渡し忘れ、患者さんの飲み忘れなどの間違いが多く見られていますが大事には至りませんでした。次に多いのが転倒・転落の19%で、骨折に至った事例が外泊中の事象を含め5件報告されました。転倒・転落予防対策は高齢者や障がいのある方の自立を維持し、QOLを低下させない為にも重要であり、薬剤に関するインシデント、アクシデントと共に最も大きな課題として更なる取組を行って行きたいと考えております。

ヒヤリ・ハット、アクシデントのレベル別基準

- ヒヤリ・ハット事例 -
レベル0
間違ったことが発生したが、患者には実施されなかった場合
レベル1
間違ったことを実施したが、患者には変化が生じなかった場合
レベル2
実施された医療又は管理により、患者に予期しなかった影響を与えた可能性があり、観察の強化や検査の必要性が生じた場合
レベル3a
実施された医療又は管理により、患者に予期しなかった軽微な処置・治療の必要性が生じた場合
- アクシデント -
レベル3b
実施された医療又は管理により、患者に予期しなかった若しくは予期していたものを上回る何らかの変化が生じ、濃厚な処置・治療の必要性が生じた場合
レベル4
実施された医療又は管理により、患者の生活に影響する予期しなかった若しくは予期していたものを上回る高度の後遺症が残る可能性が生じた場合
レベル5
実施された医療又は管理により、予期せず患者が死亡した場合
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