作業療法科
作業療法科の紹介
当院では、小児から高齢者まで、さまざまなライフステージの方へ幅広いリハビリテーションを提供しています。作業療法士の対象となる年齢や疾患は多岐にわたり、医療・福祉・地域・研究など、さまざまな分野で活躍しています。
また、半世紀にわたり培ってきた経験を生かし、臨床・教育・研究をバランスよく学び続けられる環境があります。 20代から50代まで幅広い年代の作業療法士が在籍しており、専門性を高めながら、ワークライフバランスや メンタルヘルスにも配慮した、働きやすい職場づくりを大切にしています。
充実した作業療法の環境
さまざまな年齢や疾患、障がいに対応できる訓練環境を整えています。

広い訓練室では、患者様同士が自然に交流できるだけでなく、作業療法士同士も同じ空間で治療を行うため、日々学び合いながら質の高いリハビリテーションを目指しています。


基本動作から生活動作へ
プラットホームや電動ベッド、マット、手すり、リフターなどを備え、身体機能の改善から日常生活動作へとつなげるリハビリテーションを行っています。
また調理や家事など、実際の生活をイメージした訓練ができる環境も整えています。
上肢・認知機能へのアプローチ


広いテーブルスペースでは、上肢機能の訓練をはじめ、注意・記憶・思考などの認知機能訓練やグループ訓練を行っています。
革細工や紙工作、和紙工芸などの作業活動も取り入れ、一人ひとりに合わせたリハビリテーションを行えるよう専用スペースを設けています。
小児作業療法


乳幼児から学童期のお子さんには、「楽しく取り組めること」を大切にしています。年齢や発達に合わせた玩具や訓練用具をそろえ、安心して集中できる環境づくりを心掛けています。
日常生活を支える評価環境




トイレ・入浴評価室は、新病院建設時に作業療法士がアイデアを出し合い、試行錯誤を重ねて完成した環境です。
ご自宅に近い環境を再現できるよう、壁や段差、ドア、便器、手すりなどを調整でき、福祉用具の提案や住宅改修の相談にも役立てています。
自助具作製

自助具づくりも作業療法士の大切な役割です。
市販品では対応が難しい場合にも、ミシンやドリル、電動工具などを活用し、一人ひとりに合った自助具を製作できる環境を整えています。
近年はリハビリテーション工学科と連携し、3Dプリンタを活用した自助具の作製にも取り組んでいます。
自動車運転支援


自動車は、社会参加や生活を支える大切な移動手段です。
身体や認知機能に不安がある方でも、医師の判断のもと、自動車運転シミュレータを用いた評価や訓練を受けることができます。
また、運転再開が必要な方には、必要に応じて自動車教習所と連携し、実車評価や教習につなげています。
脳損傷の患者様への、運転外来の紹介はこちら。
先進的なリハビリテーション
より高い機能回復を目指し、ニューロモデュレーション(神経に刺激を与え、機能改善を促す治療)など、新しいリハビリテーション機器も積極的に取り入れています。

電気刺激装置 (ESPASE)

電気刺激装置 (IVES)

末梢神経磁気刺激装置(Path leader)

ゆすり運動(ジグリング)
各種振動刺激装置
パワーアシストハンド

各種ペダル運動機器(エスカルゴ)

スタンディングフレーム
長年受け継がれる技術
40年以上にわたり、多くの患者様とともに歩んできた経験から、さまざまな訓練用具や支援の工夫が生まれてきました。
先輩から後輩へと受け継がれる知識や技術を大切にしながら、より良い作業療法を提供しています。

床上動作訓練用ベッド

ヘルプアーム

プッシュアップ台

起立台

各種訓練用具
患者様一人ひとりに合わせて工夫された訓練用具は、長年にわたり受け継がれ、現在も活用されています。
患者サービスと作業療法技術を最大限に活かす多職種連携
当院では、さまざまなリハビリテーション専門職が連携しながら支援を行っています。多職種で学び合える環境は、患者様へのより良いサービスにつながるだけでなく、作業療法士の専門性を高めることにもつながっています。
リハビリテーション工学科のエンジニアとは、自助具やベッドマットなど、福祉用具の調整・相談で連携しています。
高次脳機能障害の方々を対象とした通院プログラムでは、公認心理師やコーディネータなど多職種と包括的なリハビリテーションを提供してます。
職能科や自立支援ホームといった福祉領域で活躍する作業療法士とも連携してます。
常勤の義肢装具士も配置されており、義肢装具の分野でも連携しています。
義肢装具士や体育科とは、運動用義手の使用で連携することがあります。
作業療法士が関わる未来筋電義手センター は、こちら
実際の生活の場に出向いた支援と地域連携
患者様の年齢や家族構成、お住まいの地域などによって、必要な支援は一人ひとり異なります。退院後も安心して生活を送れるよう、主治医をはじめとした多職種と連携しながら、必要に応じて院外での支援も行っています。

外出訓練

家庭・学校・会社訪問
住環境調整
