神奈川県総合リハビリテーションセンター

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看護部

病棟紹介

私たちこんな看護をしています

3A病棟看護科

診療科
小児科 整形外科 脳神経外科 外科 泌尿器科 眼科 内科 など
病床数
40床

小児科と周手術期(整形外科・脳神経外科・外科・泌尿器科・リハビリテーション科・眼科)などを受け入れる混合病棟です。小児科では脊髄障害、先天性疾患や脳外傷、ウイルス性脳炎、脳血管障害、低酸素脳症など後天性脳損傷を対象としています。個々の発達に応じた心身の機能を十分発揮でき、子どもの持つ可能性を引き出せるような看護を目指し、四季折々の行事や壁面ディスプレイなど独自のものを取り入れ、入院生活が楽しくなるようにしています。また、教育を受ける権利を守るため、院内学級に通えるように積極的に支援しています。復学に向けたアプローチも早期より行い、地域・学校との調整をはかり、スムーズに復学ができるよう支援しています。
乳児期から老年期までの患者さんを対象とする看護を安全に提供できるよう、教育にも力を入れるとともに、各々が自己研鑽を重ねています。なによりも、よりよい人間関係のなかでリハビリテーション看護の専門性を追及できる病棟づくりをめざしています。

4A病棟看護科

診療科
整形外科 リハビリテーション科 (神経内科 脳神経外科)
病床数
40床

骨関節疾患と脳血管疾患を対象とした回復期リハビリテーション病棟です。入院時から退院後の生活を見据え、患者・家族の一人一人と向き合い、日々その方に必要な看護を探求していくために多職種との連携を図りながらかかわることを大事にしています。
骨関節疾患では、主に変形性股関節症により人工股関節置換術、寛骨臼回転骨切術を受けた方や骨折後の患者さんが入院しています。術後、安全に日常生活動作を拡大し、さらに退院後も関節への負担を考慮しながら、充実した生活を送れるように、患者さんの自己管理力を高められるような支援、指導の提供に努めています。
脳血管疾患では脳出血、くも膜下出血、脳梗塞発症後、2ヶ月以内の患者さんをできるだけ早期に受け入れています。多くの方が、運動麻痺や失語症をはじめとした様々な高次脳機能障害により発症前と同じような生活を送ることが難しくなります。残された機能を最大限に発揮し、様々な工夫と社会資源を活用しながら生活を再構築していけるよう支援をしています。
骨関節疾患、脳血管疾患ともに日常生活動作を拡大していくにあたり転倒などのリスクが高まります。安全で安心な入院生活を送れるよう療養環境の整備に努めるとともに患者指導も行い、ともに安全を守っていけるようにかかわっています。
様々な疾患の方が同じ環境で入院生活を送っており、常に倫理的配慮を心がけ、安全で信頼される看護が提供できるように努力しています。

4B病棟看護科

診療科
整形外科
病床数
40床

整形外科の周手術期の患者さんの看護を中心とした病棟です。
整形外科では、変形性股関節症、股関節唇断裂、変形性膝関節症、肩腱板断裂など骨・関節疾患の患者さんが多く入院しています。主に人工股関節置換術、寛骨臼回転骨切術、関節鏡視下手術、人工膝関節置換術、肩腱板修復術など、年間約250件の手術を行っています。PFM(Patient Flow Management)の導入とクリニカルパスに沿って、看護の質均等化を図るとともに、入院前から患者さんの不安の軽減とスムーズに家庭復帰へと繋げられるよう他の職種と協働し、取り組んでいます。また、様々な障がいの方の入院もあるため、倫理的観念を持ち、安全で信頼される看護が提供できるように努力しています。

5A病棟看護科

診療科
リハビリテーション科 脳神経外科
病床数
40床

リハビリテーション科、脳神経外科病棟で、外傷性脳損傷を中心に脳血管障害・脳炎・低酸素脳症などに起因する高次脳機能障害がある方の、社会復帰を目指したリハビリテーション医療・看護を行っています。
入院患者さんは、若年から老年期にわたり、8割が男性です。入院時から担当看護師を決め、継続的な看護実践と、退院後の方向性を明確にしながら、患者さん・家族へのケアと指導を行っています。リハビリテーション部門をはじめ他職種と連携をはかりながら、包括的なチームアプローチを目指し、看護を提供しています。

5B病棟看護科

診療科
リハビリテーション科 神経内科 脳神経外科
病床数
40床

5B病棟は、脳卒中の回復期にある患者を対象としたリハビリテーション病棟です。脳出血や脳梗塞、クモ膜下出血などの患者が、発症から2か月以内に入院してきます。
脳卒中の後遺症には片麻痺の他に摂食・嚥下障害、言語障害、高次脳機能障害などがあります。日常生活を通し、患者が生活動作の再獲得ができるように支援・指導をしています。日々、丁寧に評価を行い、患者のもつ力を最大限に活かしていくことを大事にしています。

またリハビリテーションに対して期待と不安を抱きながら入院してくる患者・家族と向き合い、対話することを大切にしています。患者・家族がこれまでに大切にしてきた人生・生活を理解し、希望に寄り添い、目標を患者・家族とともに共有しながら取り組んでいます。
急性期治療後、早期に入院してくる患者も多く、心疾患や深部静脈血栓症などの合併症管理も欠かせません。患者が安全にリハビリテーションを受けられるように全身管理を行っています。
ADLの拡大を図っていく上で、麻痺や高次脳機能障害があると転倒のリスクが高くなります。安全と自立のバランスを考慮し、患者個々の障がいとニードの把握に努め、身体抑制を最小限にとどめながら、安全な療養環境のもと患者が、安心してリハビリテーションに臨めるように関わっています。

脳卒中は生活習慣病の一つであり、再発防止には高血圧や糖尿病などの合併症のコントロールが欠かせません。患者自身が自己の生活習慣を見直し、健康管理行動を習得できるように指導を行っています。
重度重複障がいや就労・復職支援が必要な若年層患者の社会参加、さらに全ての患者が安心して地域での生活に移行していけるように多職種協働・地域連携を図りながら支援していきます。
患者・家族に信頼される態度を心がけ、明るい笑顔と丁寧な看護を提供できるように努めています。

3階病棟看護科(障害者病棟)

診療科
整形外科 神経内科 リハビリテーション科 泌尿器科 内科 外科
病床数
40床

3階病棟では、主に脊髄傷害や神経難病の患者さんを対象に看護を行っています。脊髄損傷の患者さんには、受傷後のリハビリテーションを必要としている患者さんや受傷後の合併症治療を必要とする患者さんが多く入院されています。神経難病の患者さんは、病状の改善に向けて全身管理を行うとともに、退院後の療養生活を踏まえた家族指導を行っています。
それぞれの患者さんが、在宅に戻ってからも安心して生活できるよう、他職種と連携をはかり、それぞれの患者さんにあった生活を提案しています。また、地域医療とも積極的に情報交換を行い退院支援に取り組んでいます。

4階病棟看護科(障害者病棟)

診療科
整形外科 神経内科 リハビリテーション科 泌尿器科 内科 外科
病床数
40床

4階病棟では、主に外傷や疾患により脊髄を障がいされた患者さんを対象に、治療やリハビリテーションを行ない、早期社会復帰に向けた支援を行なっています。
障がいによる患者さん・家族の精神的なダメージは非常に大きいため、患者さん・家族の思いや気持ちに十分に配慮した看護ができるよう努力しています。受け持ち看護師が中心となり、安心して外出や外泊ができるよう、退院後の生活をみすえて介護指導を行なっています。また多職種との連携を強めよりよいサービスを提供するために、カンファレンスなどで情報交換を密に行なっています。退院後の生活、復職・復学を目指し、家屋改造の必要性を知るために、積極的に家庭訪問、職場・学校訪問を行ないます。また、訪問看護師やケアマネージャーなどと退院時共同指導を実施し、看護が継続できるように努めています。
様々な患者さんの状態に対応できるように、入浴装置、電動のトイレ・上下する洗面台、天井走行型リフター、環境制御装置、空気流動ベッドなどの機器を活用し、ケアにあたっています。

手術室・中央材料室看護科

手術室
4室
年間手術件数
年間約370件

当院は人工股関節置換術などの高いクリーン度を必要とする手術が多いことから「パーソナルプロテクションシステム」を使用しています。また、人の出入りおよび物流関係は、One-Way方式を徹底し、安全な手術の提供に努めています。
脊髄障害、高次脳機能障害、神経難病など、障がいや合併症のある患者さんが多いため、全患者さんに対して病棟への術前訪問を実施し安心して手術を受けられるように努めています。

集中治療室看護科(Intensive Care Unit ICU)

診療科
整形外科 内科 泌尿器科 小児科 外科 脳神経外科 耳鼻咽喉科 神経科 など
病床数
4床(特定集中治療管理料算定)

ICUでは、手術後の患者さんや呼吸・循環の機能が低下している患者など、さまざまな状態にある方を対象に看護を提供しています。リハビリテーション病院という特色から、対象の多くが何らかの障がいを抱えており、ICU治療・看護に伴う活動の制限は筋力の低下や関節の拘縮などを招きやすく、残っている機能をさらに低下させやすい環境をつくることもあります。また、活動制限は全身的な二次合併症も生じやすく、活動制限期間をさらに延長させる悪循環も招きます。これらの予防として入室当日より計画し、さらに病棟との連携を図れるよう情報の共有に努め適切かつ効果的な看護を提供しています。
ICU看護師全員が最新の情報を取り入れた質の高い看護を継続的に提供できるよう、勉強会やカンファレンスを積極的に実施し、チーム一丸で日々努力しています。

七沢療育園看護課

診療科
重症心身障害児者
病床数
40床 : 療養介護・医療型障害児入所・医療型短期

七沢療育園は社会福祉施設であり、同時に医療法上の病院として認可を受けている療養介護事業所・医療型障害児入所施設です。利用契約制度が導入されており福祉サービスに応じた利用者負担で、個別支援計画(看護計画を含む)により生活支援・看護が実施されています。
医療の場と生活の場が同じにあり、医療の提供と共に、できるだけ豊かな生活をおくれるよう行事や外出などを計画的に実施しています。療育は環境への適応、情緒の安定をはじめ、医学的諸検査、生活面の観察・介助、健康管理、日中活動・個別活動等、施設における支援の全てであり、利用者一人一人の心身の状況に応じて支援課職員と連携・協働して援助を実践しています。

外来看護科

診療科
14診療科
外来患者数
1日平均 260名

外来看護科は、障がい者に対してのヘルスプロモーションが大きな役割です。また、総合相談室と協働し、外部の相談等を承っています。リハビリテーションセンター内に併設されている施設や近隣の障がい児・者施設からの外来通院や緊急受け入れも多く、産科以外の全科について診療対応が可能である事や福祉部門との連携がとられている事が外来の特色です。
整形外科では、股関節手術・膝関節手術の人工関節置換術予定の患者さんに、外来受診から、クリニカルパスに沿ってPFM(Patient Flow Management)を取り入れ、安心して手術が受けられるように多職種が連携して支援しています。
障がいがあり社会生活をされている患者さん・御家族が安心し、外来診療を受けられるように、安全かつ、円滑な検査・治療のために環境の整備に努めています。継続看護の一環として退院時看護総括をもとに事前の情報収集をし、継続フォローが必要な患者さんにおいては、受診後に看護記録記載を実施し、看護チームで情報交換を行なっています。患者さん・御家族が日常生活における相談や創傷ケアなど入院中に受けた指導・教育を退院後も生活の中で患者さんが活かして行けるように、また地域へも継続的な情報交換を実施し、新たな問題に対しては速やかな対応を行い、療養指導に向けて外来看護の質を高められるようにしています。

医務課(七沢自立支援ホーム・七沢学園)

医務課は、センター内・2福祉施設の七沢自立支援ホーム(肢体不自由部門・視覚障害部門)七沢学園(児童部門・成人部門)において、支援計画の一部である「健康管理」を担っています。医務課対象の利用者は、児童から成人に至るまで幅広い年齢層であり、対応する疾病、障がいは多岐にわたっています。看護師は支援課や神奈川リハビリテーション病院をはじめ他病院と連携するため、幅広い知識と技術、そして緊急時の判断力、リーダーシップ能力が要求されます。そのため看護師は支援課と協働のもとに安全で快適な環境を整備し、健康診断やインフルエンザ予防接種などを通して利用者の健康管理を行い、健康維持ができるよう努めています。また、主体的に支援課はじめ関係部門と連携し、看護ケアおよび健康相談等を実施するとともに、必要時、適切な医療が受けられるよう調整します。

看護教育科

看護職員の一人ひとりが持てる力を充分に発揮し、患者・家族がこの病院にきて本当によかったと思って頂けるような看護の提供を目指して看護職員への教育支援をしています。患者のよりよい社会復帰への支援を行うには、看護師としての確かな知識・技術・態度、そしてそれを裏付けるエビデンスや看護研究が欠かせません。また、患者・家族に共感する感性と高い倫理性が重要です。このように多くの能力が要求される看護職員に対し、専門職としてより質の高い看護を追求し自律できるように支援していきます。

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