神奈川県総合リハビリテーションセンター

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リハビリテーション

言語科

言語科の紹介

当科では、言葉や発音、嚥下(摂食)に困難さを抱えている方の評価および訓練を行っています。小児から成人、ご高齢の方までの幅広い年齢層を対象としています。具体的には、脳血管疾患や脳外傷、脳腫瘍などに起因する失語症、構音障害、高次脳機能障害、嚥下障害などの症状に対して、評価を行い、必要に応じて能力の回復に向けての訓練を行っています。また小児では成人と同様の疾患に基づく、小児失語症、構音障害、高次脳機能障害、嚥下障害などの症状に加え、言語発達の遅れや嚥下機能の獲得の遅れ、読み書き障害などに対して、評価を行い、必要に応じて能力の回復および向上に向けての訓練を行っています。
入院患者様への対応が中心ですが、適宜、外来での訓練も実施しています。また、医師をはじめその他のリハビリ担当者と連携を取り、コミュニケーションに配慮が必要な方の復職や復学に向けてのサポートを実施しています。

当科での対応

失語症

失語症とは、脳の疾患が原因で、一旦獲得した、聴く、話す、読む、書くなどの言語能力が低下し、病前と同じように行えなくなった状態を言います。失語症と診断されている方々や、発病や受傷を契機に言葉がおかしくなったと、ご本人あるいは周囲が感じられている方々の、言葉の状態について評価をさせていただき、その方に合わせた訓練プログラムを立案し、実施しています。

言葉が思うように話せない、他者の言っている言葉がまるで外国語を聞いているかのように理解できない、文字がわからない、文字を書こうとしても思い出せない、程度の差こそあれ今まで難なく行えて来たことが急にできなくなり、失語症の方およびそのご家族の方々は不安でいっぱいになるかもしれません。私たちは、そのような患者様やご家族の方々の心情にも寄り添いつつ、言語能力の回復に向けたアプローチや社会復帰に向けてのアプローチを行っています。脳外科のページもご参照ください。

構音障害

構音障害とは、脳の疾患などが原因で、舌や顔面の神経に麻痺が生じ、正確な発音ができない、音がひずんでしまう、ゆっくりしか話せない、声が出しづらい、声がかすれるなど、病前と同じようには声を出して話せなくなった状態を指します。発声訓練および構音訓練を行い、発音する機能の回復を図ります。必要に応じて、発声・構音訓練と併せて機器やアプリを使用する訓練なども行っています。

高次脳機能障害

高次脳機能障害とは、脳の損傷の後に生じた、集中できなくなった、覚えるのが苦手になった、忘れっぽくなった、怒りっぽくなった、要領が悪くなったなどの症状を指します。そのため、コミュニケーションにも支障をきたしやすくなります。言語面の症状の評価を行うとともに、問題となっている症状の緩和に向けてのアプローチを行い、コミュニケーション能力の向上を図ります。

嚥下障害

嚥下障害とは、今まで問題なく食べることができていたのに、食べ物を飲み込めない、上手に飲み込めない、むせることが多い、などの状態を言います。嚥下障害には様々な要因があるため、詳細に評価し、機能の向上を図るための訓練を行います。また、リスク管理、摂食方法の工夫、段階的な食形態の変更などを行い、口から食べる喜びを再び取り戻していただけるよう関わっています。

小児の疾患

言語発達の遅れとは、周りの同年齢の子供と比べて、言葉の発達が遅い、話せないなどの状態を指します。身体機能を含めた発達が全般的に遅れている場合もあります。また、特定の音を発音する能力の獲得の遅れのみがみられている場合もあります。

読み書き障害とは、日常会話や日常生活には全く問題はないのに、文字の習得に時間がかかり、なかなか覚えられない、書き写すことができないなどの状態を指します。
当科では専門の小児科医の依頼に基づき、評価やアドバイス、訓練を行っています。まずは、小児科にご相談ください。

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