神奈川県総合リハビリテーションセンター

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脊髄損傷

理学療法科

当院の脊髄損傷者の社会復帰のためのプログラムについて

当院では脊髄損傷による四肢麻痺、対麻痺のリハビリテーションを医師、看護師、理学療法士、作業療法士、体育指導員、ソーシャルワーカーなど患者さまを取り巻く多職種のチームワークで実施しています。
脊髄損傷者の社会復帰のためにご家族や学校、職場などの関係者をはじめ、地域の各機関と連携をとりながらプログラムを進めています。

理学療法科とは

理学療法科では60名の理学療法士が脊髄損傷のリハビリテーションに携わっています。現在の対象者数は神奈川リハビリテーション病院脊髄損傷病棟入院約50名、七沢自立支援ホーム入所約15名、外来通院約100名です。
医師の処方に基づいて実施する脊髄損傷の理学療法の主な内容は、呼吸、筋力、関節可動域、日常生活動作、車いすや電動車いすの操作練習、歩行などに関する運動や練習。疼痛の改善、褥瘡の予防に関すること。体幹や下肢の装具、車いす・電動車いすの作製や、リフターなどの福祉用具の紹介。家庭、学校、職場訪問調査による住宅改造などの環境整備の提案。および、移乗動作や車いすの操作が自力では困難な方を介助する方法を伝達することなどです。これらの臨床業務の他に、勉強会、症例検討会、学会、講習会への参加を通して有益な情報を送受信すると共に自己研鑽に努めています。
ベッドサイドから自宅まで。脊髄損傷の患者さまが安心してリハビリテーションに取り組める雰囲気の中で私たち理学療法士も共に歩んでいきたいと思います。

  • 立位歩行練習の写真
    立位歩行練習
  • ベッドへの移乗練習の写真
    ベッドへの移乗練習
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